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脱原発運動は続いている。:コメント投稿


むかしからの知り合いである村井くんが、いまいのちがけで脱原発を訴える。
かつて株式会社チッソが美しい天草の水俣湾に水銀を垂れ流し、
多くの死病者を出した。世間はおお騒ぎしたが、チッソはつぶれなかった。
わずかな保障金で被害者は泣き寝入りである。そんな現実に抵抗
して、村井くんは水俣事件にこだわり、水俣の住民の苦しみを代弁
するかのごとく活動を続けていた。40数年前の話だ。その彼が、
いま原発事故で福島の住民が被曝し続けている事件を、阻止するた
めに奔走している。彼の叫びを聞き、共鳴するところがあれば、彼の
行動に注視し、サポートしてください。


脱原発ハンガーストライキ
~子どもたちの、子どもたちの、子どもたちのために~
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VOL163(2013年2月22日)

今日22日の毎日新聞朝刊1面トップ記事として「福島原発事故、ベント前
10キロ圏高線量、通常の700倍超も、県解析国に通知なく」という報道が出
された。しかもこのことは、国会と政府の原発事故調査委員会も把握してい
なかった、と。
つまり、3・11後福島第一原発から10㎞県内の住民は、その事実を知らさ
れなかったので避難をしていないということが判明したということです。
これって、明らかに「犯罪」ではないのでしょうか?被曝をすれば大変なこと
になる高線量の放射線を垂れ流したということになるわけですから・・・・。
もう開いた口が塞がらないとはこのことだ。同紙は、昨年7月に解散した国
会事故調査委員会のメンバーだった田中三彦さんの話として、「当時の原
子炉内の圧力の変化から、原発敷地内では線量の上昇が確認されてい
る。しかし、住民の居住地まで拡がっていたとは驚きだ。事故直後の住民被
ばくの実態が解明されないまま、観測データが放置されていたことを示して
いる。放射線物質が格納容器のどこから漏れたのかは今も特定できないま
まだ。検証すべき問題は山ほどある。」と紹介している。

先日このニュースでも取り上げたが、この事故が原因ですでに自死された
人もおられる。そして90才の女性が「もうお墓に避難します。」と自死された
事実も。こうした無念の死を忘れることができない。

私は、水俣病事件を思い出す。加害者チッソは排水溝から触媒に使ってい
たアセトアルデヒドを垂れ流した。被害者が増大し、亡くなった方々も少なく
ない。チッソはもちろん、県・国の加害責任は明らかなのに、「水俣は終
わった!」とし、最終的には政治的決着として僅かな和解金で収束させよう
としてきた。水俣病は終わらない。
私たちは、水俣から学び、二度と水俣の過ちを繰り返さないことが大切であ
る。絶対に水俣を繰り返してはいけないのだ!!

まず政府は原発をなくすという宣言をするべきである。その上であらゆる補償
問題の解決については、当然被災者の立場になって誠心誠意行わなけれ
ばならないのは当然であるが、二次災害を起こさないことも真剣に考えなけ
ればならず、当事者の電力会社は、ことあるごとに「再稼働をしなければ経
営が成り立たない」ということを繰り返しているがトンでもないことである。成り
立たなければサッさと辞めればよい!!

こうした行政や電力会社の体質を見ると、もう安心しておれない。政府に今
すぐに脱原発を宣言させ、原発立地地域の再建を補償し、一方我々も可能
な限りの節電をしたり、省エネにつとめ、原発に変わるエネルギーを求めよ
う!!そのことが幸せな社会の構築につながり、ゼロ成長経済こそ豊かな
社会であることが確信できるはずだ!!かけがえのないいのちは、金に代
えられない!!                   (村井雅清)

*断食をされている方々の感想は、『代表村井のコブログ(雑感)』で紹介し
ています。
http://ngokoblog.seesaa.net/

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