今年のフリースクールはどういう方向でやっていくのか、神戸自由学院との関係や空間の利用の仕方、学習や活動の内容はどうかなど、チクリンの司会で進められた。それぞれ意見も出て、ぼんやりだが、方向付けができたように思う。「子どもたちの自主性を第一とし、おたがいの人格と個性を尊重しながら、子どもとスタッフとが協力しつつ、フリースクールを運営していく」という共通理解のもとに、また今年も航海を続けていこう。船出して、すでに20年。僕らはどこに向かってるのだろう。この国の教育にケリをいれる程の役割が担えてるのだろうか。なんとなく子どもの居場所を続けているというのでは、意味がない。他の居場所とはちがうのだ。単なる青少年活動でもない。学校からはみだし、地域・社会からはみだした不登校・ひきこもりの青少年を支援していく活動なんだから、用心深く丁寧に櫓をこいでいかなければならないのだ、と強く感じている。