最近、「自己責任」という言葉がマスコミでよくとりあげられている。
自分のことは自分で責任を取るという、あたりまえのことがなぜか強調される。
政府が国民生活に十分な福祉・医療・住宅・教育への対応ができないから、
自分のことは自分でやってくれと、言っているような気がする。
政府の号令に惑わされてはいけないだろう。政府がまちがわないように、
国民は監視していく義務があり。参議院選挙にむけて政治は混乱している。
普天間基地の問題、高速道路の問題、年金、高校無償化など
問題は山積だ。
だからと言って、政府が国民に「自己責任」を持ちだすのは、
調子がよすぎるし、責任のがれのケースが少なくないのだ。
ところで、社会通念としての「自己責任」だが
自分のことは、しっかり自分で責任がとれるよう努力するのは大事だが、
行き過ぎて、自分のことだけ考えてればいいというのではない。
社会というからには、人間がかかわりの中で生きていくのだから、
自分が負う他者への責任ということを忘れてはならないと思う。