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 不登校を考える:コメント投稿


 

最近不登校は特別ではなくなった。特別支援教育というのは、発達障害の子どもが対象で、不登校が対象にはならない。不登校が特別なことではなくなったのだ。20年前と比べると、不登校生も周りから白い目で見られずにすんで、生きやすくなったのか。ところが現実はそうでもないみたいだ。やはり、はじめて訪れる親たちは、悲壮な顔つきで相談に来る人もいるし、20年前と同じようにパニックになっている親もいるから、決して不登校が生きやすくなったとは言えないようだ。しかも、最近は不登校で医療を訪ねる親がふえていて、学校から神経科やカウンセラーを紹介されるケースもふえていて、それが、不登校を長期化させているように思う。医療にかかると、子どもたちに「不登校が病気」という印象を与えてしまう。 むかし僕は、不登校は風邪みたいなもので、医者にかかるほどのものではないとよく言っていた。しかし風邪も安静を守らなければ、肺炎になったり、気管支炎に悪化することもある。だからこの例えは、あまりよろしくない。軽い風邪といえども病気だからで、不登校は病気でないのだから、風邪にたとえるのもよくないと考えたのだ。学校へ行ってないことを、「最近、映画観てないなあ」「最近、焼き肉食べてないなあ」という程度のことだと言えば、やや不謹慎と言われるかもしれないけど、不登校ってそれくらい簡単なことなのだ。    ( つづく)


 


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