虐待で暴力で不登校を治そうとする指導者はむかしからいる。
戸塚ヨットスクール、不動塾、風の子学園、長田塾、
そして最近では京丹波ナチュラルスクール
むごい指導者のスパルタ教育という美名のもと
たくさんの子どもたちが かけがえのない命を失った
子どもを殺して、この指導者たちは全く反省していない
刑に服して、出所するなり、同じ矯正施設を再開している
子どもの人権を重んじ、多様な生き方を認めるフリースクールは
なにをしているのだ
子どもたちのうめき声が路上にむなしくひびき
だれもふりかえるものはいない
彼らの死が、とうぜんの報いのように葬りさられ
いつのまにか みんなの記憶から遠のいて
広島の三原にあった「風の子学園」へは
10年間追悼の意味で、毎年炎天下走った
神戸から広島までの250キロ、国道を走った
こんなひどい事件があったことを記憶しておくために
こんなみじめな死に方をさせられた事件を風化させないために
子どもたちといっしょに広島まで10年間、毎年走った
でもいまも同じことがくりかえされている
不登校は病気ではない、まして悪霊なんか関係ない
個性的な人が多様な生き方を選ぶ自由を
この国はそろそろ認めてもいいのではないだろうか
(写真は、子どもを監禁していた京丹波ナチュラルスクールの宿舎)