トップ > ブログ > 

おっさん数


おっさん数

不登校・高校中退のご相談は、お気軽に  078-360-0016 の田辺までお願いします。


中学校の保健室の先生へ 2011年03月31日 12時44分

保健室の先生へ

 

 神戸でフリースクールを運営している田辺と申します。

フリースクールをはじめて今年で21年目になります。

自殺を考えていた子ども、リストカットで手首からわきまでキズをつけた子ども

家庭内暴力がエスカレートし、団地の消火器を振り回し補導された少年

家庭の混乱から援助交際に安らぎを求めようとした少女

自分を責め親を責めて身動きとれなくなった少年

 

これまで21年間、いろいろな生徒にであってきました。

そして、彼らはフリースクールの中で

子ども同士が元気をわけあうことで

本来の明るさをとりもどし、確実に元気になって前向きに考えるようになっています

卒業し、大学・専門学校に通い、社会人となり、結婚もし

子どもをかかえてやってくるOBOGをみていますと

「あ~あれで、よかったんだ」と教えられます

 

先生も、ぜひ一度フリースクールをのぞきにきてください

今は、教育委員会も認め、フリースクールが通学扱いとなりました

保健室登校している生徒は、毎日を楽しく過ごされていますか?

フリースクールでは、笑い声がたえません。

バンドを組んでギターをはじめたり、手づくりに専念したり自分のペースですごせる場が神戸フリースクールです。 

          
 

hyogo ひきこもり者 1万人突破 2011年03月21日 19時55分

神出学園の代表である小林教授が座長を務める「ひょうごユースケアネット」が、本日午後2時から県民会館で「ひきこもる人たちのいま、これからの支援」について報告がありました。兵庫県ではほぼ1万人のひきこもり者がおり、そのうちの1700名程度が支援を受けているということでした。男性が77%で、女性は少ない。そのうち20代が一番多く44%、30代が29%ということで大半を占めていますが、40代、50代もいることに驚きました。
 そしてケアネットの調査でわかったことは、ひきこもり者の中で「不登校経験者」の多いことです。10代からひきこもりを始めた人のうち35%が不登校経験者でした。

 フリースクールをやっていて、不登校の子どもたちと21年つきあっていて思うことは、十分ウォーミングアップができないまま進学して、再び挫折しているケースの多いことです。県や市が開設している不登校中学生のための「適応教室」では、十分ウォーミングアップできないまま、高校に進学するケースが少なくないように思います。すこし改革が必要なのではないでしょうか。自画自賛で申し訳ないのですが、そろそろフリースクールなど民間への委託に踏み切る時代が訪れているように思います。学校に合わない、学校になじめない子どもを、同じ空気同じやりかたの「適応教室」では、子どもたちの心が解放されることはないように思います。もっと、しっかり心を休ませる居場所が大切だと思います。県や市の教育担当者もフリースクールに対して、ずいぶん理解を示してくださり、すでに「通学扱い」になっているのですから、積極的にフリースクールをすすめていただき、多様な学びを公認していただきたいと思います。

 それが、兵庫県から「ひきこもり者」を減らすひとつの早道だと思います。

 神戸自由学院では毎月第3木曜日午後4時から「ひきこもりを話す市民の会」を開いています。はじめての方も自由に参加していただけます。10年以上ひきこもる青年の保護者の方も来られています。いっしょにこれからを考えていただけませんか??