トップ > ブログ > 

おっさん数


おっさん数

不登校・高校中退のご相談は、お気軽に  078-360-0016 の田辺までお願いします。



「明日、豆まきやで!」
「きみは、鬼の役にぴったりやから、休んだらあかんで」
「それって、ヒドない?」
「鬼は先生にきまってるやん」
「そうそう、学校でも先生が、たしか鬼やったわ」
「うそやろ、そんな学校どこにあるねん」

下駄箱の前で、がやがやと帰り支度をしながら
子どもたちが明日の話題で盛り上がる

ところが、どうしたことか今日は欠席が多く
だれも豆まきの話題を口にしない

そこへ学童の小学生がフリースクールに帰って来た
小学校で給食の時間に豆が出たらしい

「みんなにないしょやで」「そおっとはさみうちにしよう」
ボクは小学生と豆をにぎって
スタジオでギター練習している3人の鬼たちの所へ

「ぎゃー、なにするんや」
「逆襲だ~」
そして、しばらく豆まきバトルが続いた。
「こんな激しい豆まき、はじめてや」と
おとなしい中1の男子が
楽しげにつぶやいていた。                 

神戸の空に「火の鳥」が舞う ! 2011年01月11日 19時19分

「この世界はどうして生まれたの」「人間はなんのためにうまれたの」と少年ナギは叫ぶ。手塚治虫の名作「火の鳥」が現代に警鐘を鳴らす。世界中のあちこちでいまでも戦火が止まず、子どもたちが逃げまどっている。2000年前と人間は変わらない。欲望と復讐の渦の中で、世界は滅びつつある。「いつか、争いのない平和な世界がくるのか」とナギはつぶやく。これは、手塚さんのうめきではなかったかと思う。

「人はなぜ戦うのか」「人は何のために生きているのか」という永遠のテーマを、神戸火の鳥合唱団の子どもたちが高らかに歌う。これはまさに「火の鳥」からのメッセージであり、手塚治虫さんからボクらに渡されたバトンのように受け取った。このバトンを次の世代にしっかりつなげていくことができるのか、ボクら大人の責任は小さくないように思う。