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おっさん数


おっさん数

不登校・高校中退のご相談は、お気軽に  078-360-0016 の田辺までお願いします。


出会いの数々 2023年09月27日 21時24分

フリースクールを33年もやっていると、たくさんの人に出会う。オトナも子どもも、どんどん記憶がうすれていく。しかし、ボクは忘れても、初めてフリースクールの門をたたいて、面接したときの情景を鮮明に覚えている子どもがいる。「センセ、はじめて会ったとき、・・・と語ってくれたよ。それで元気が出たんだよ。覚えてないの?」とうれしい記憶を告げてくれる生徒もいる。しかし、もし不快なことを話したり、いやな思いをしたら、入会せず去っていくので、わからずじまいということになる。言葉で傷ついた人もいるだろう。ときに攻撃的になる自分がいる。励ました言葉が、その人を責めることになったかもしれない。黙ってればいいのだけど、そうもいかない。言葉はむずかしい。子どものばあいは、よけいそうだなと感じている。

全県あげての不登校対策とは?? 2023年07月24日 19時18分

6月30日。第1回対策会議が開催されました。どこどこの会長、所長、理事長、校長、教育長、おえらい方々が50名!!
がっぷり四つという空気の中、これまでの対策の成果が発表されました。しかし、不登校は増えるばかりで、とても歯止め
をかけるには至っていません。文科省も県も口を揃えて「喫緊の課題」と声を枯らさんばかりに叫んでいます。20年前は
不登校10万人に!と嘆き叫んで、不登校ゼロ作戦などというお題目を掲げて、ホームページにデカデカと書き込み、教師
らの士気をを煽り、1人でも多くの学校復帰者をふやすことに相当な予算と人材を投じたきましたね。しかし、その結果が
全国ワースト2の不登校です。それでもまだ絶望せずに同じことを「お題目」変えただけでやり続けようとするのですか?
実はもう手を尽くした結果がこうなので、これ以上もがいても、30年間頑張って、苦心し、知恵と力を出し切って、成果
らしいものが出ないまま推移している現実を直視してください。見て見ぬふりをしないでください。あなたがたの不登校対
策に効果がなかったことを証明しているのですから、バッター交代ですよ。もうこれからは、民間におまかせしますと決断
できたら、きっと大きな変化が生まれます。義務教育社会から多様な学びへの方向転換のチャンスです。もともと適応指導
と名付けた人たちは、軍隊の教練でもイメージして考えたのでしょう。まさにそれは矯正指導です。

まず民間フリースクールからの提案です。
神戸市なら「くすのき教室」。明石なら「もくせい教室」などの適応指導教室を民間に完全に委託する。
学校内の別室を民間に委託して、学校カフェに切り替える。
担任が不登校の生徒の家庭訪問をしない。。
スクールカウンセラーもソーシャルワーカーも中止。これで相当予算が浮きますよね。
不登校に医療は必要ないという判断から、教師が生徒に受診をすすめたりしない。
県内の1000人を超える不登校の大半は、どこにも通わず自宅にこもっています。その子どもたちの学習権を確保するた
めに「学習チケット10万円分」を配布してください。それで、音楽をやろうがアートに使おうが、フリースクールの費用
に充当しようが、使いかたは自由です。これまで不登校対策の予算を全部、学校内のドブに捨ててきましたね、どんどん民
間のために役立てる方向に向けてください。きっと多様な学びの時代が近づくはずです。